相続の基本①

相続とは、「人が亡くなったときに、その人の配偶者や子供などが、残された財産（現金・家・土地・株式etc）を引き継ぐことです。相続には、プラスの財産はもちろん、借金などの負債も含まれます。この財産の移転に対して発生する税が相続税です。

「相続税？なんで親のお金をもらっただけで、税金が取られるんだ！？そんなのはおかしいだろ！」

と思う人も中にはいらっしゃるかと思います。かく言う私も、子供の頃は「おかしいなー」なんて思っていた気がします

そもそもなぜ相続税があるのか、財務省のHPによると、「相続した財産の一部を国に納めていただき、広く社会のために使うことになるので、相続税には、資産を再分配する機能があります。 また、相続した財産が大きいほど相続税額は大きくなるので、生まれた家庭の経済状況による差を縮小させ、格差の固定化を防止する機能もあります」とのこと・・・？

御幣を恐れずに、カジュアルに言うと、「無償でお金もらった人や、家系がお金持ちの人達何もせずに、お金もらえて、ずるいじゃん！」てこと。

普通に働くことで得たお金には所得税がかかりますよね。となると、相続で働かずにもらって得た人が税の負担もしないとなれば、大きな不公平が生じるのは、簡単に想像できますよね？その不公平感を解消するための手段として相続税があるわけです。

相続時のトラブルは近年増加傾向にあります。
2000年時点で8,889件だった調停・審判件数ですが、2020年には11,303件に増えています。
考えられる要因としては、

1、高齢化に伴い、相続の発生件数が増加傾向であること。

2、核家族化が進み、家族のコミュニケーションが希薄になっている

ことがあげられます。相続は、お金が絡むので、トラブルが発生しがちです。

お金の切れ目が、縁の切れ目

争いを未然に防ぐためにも早めに対策を取りましょう。

財産を相続される人（相続人）になるには順位があります。

（別記事にて掲載させていただきます）